沖縄県警のまとめで、日本復帰の1972年から2022年までの50年間で、米軍人や軍属、その家族による刑法犯罪の摘発は6163件あった。そのうち殺人や強盗、放火、強制性交などの凶悪犯は584件で757人が摘発された。強制性交などの性犯罪は134件で、強盗(398件)に次いで多く、殺人は27件、放火は25件となっている。
性犯罪は後を絶たない。1995年の米兵による暴行事件のほか、2012年には海軍兵2人が20代女性への暴行で逮捕された。16年には観光客の女性が米兵に暴行される事件や、うるま市で元米兵の軍属がウオーキング中の女性を性的暴行目的で襲い、殺害した事件が発生した。
23年の刑法犯摘発件数は72件で過去20年間で最多だった。摘発人数は60人で、そのうち凶悪犯は2件2人。
今年は5月末時点で既に凶悪犯は5件4人が摘発されている。1月には沖縄本島内の住宅街の路上で、県内に住む女性に性的暴行を加えたとして、米海兵隊員の30代男が不同意性交等の容疑で逮捕された。(社会部・玉那覇長輝)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。