パトカーの赤色灯=曽根田和久撮影

 水戸市内の消防団で発電機が盗まれる被害が相次いでいる。5月以降、3カ所の詰め所で計5台の発電機が盗難に遭い、割られた窓ガラスなども含めると被害総額は約50万円に上る。市はいずれも水戸署に被害届を提出した。

 市消防救助課によると、今月17日午前6時10分ごろ、市消防団第9分団詰め所(酒門町)で、消防車に積んでいた発電機1台と詰め所内に保管していた2台の計3台が盗まれているのを巡回中の団員が発見した。詰め所南側の突き出し窓がこじ開けられていたという。16日午前中に別の団員が消防車両などを点検した際には、異常はなかった。

 市内では、5月2日に同市小泉町の第19分団で、同26日に大場町の第21分団で窓ガラスが割られるなどし、保管していた発電機各1台が盗まれている。第19分団の被害の後、市内全28の分団で団員による巡回や防犯装置を取り付けるなどの対策を取っている。同課は「備品の保管方法を検討するなど、さらなる防犯対策を図っていく」としている。【鈴木敬子】

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