太陽光発電施設から盗まれた銅線ケーブルを買い取ったとして、茨城県警は18日、同県筑西市の金属買い取り業者の実質経営者で中国籍の男性(36)=栃木県小山市=を盗品等有償譲り受け容疑で水戸地検土浦支部に書類送検した。太陽光発電施設からの盗品について買い取り業者が検挙されたのは茨城県内で初めて。
送検容疑は、2023年11月15日、同県牛久市内の太陽光発電施設から盗まれた銅線ケーブル約2800メートル(時価約1400万円相当)を、盗品と知りながら64万4000円で買い取ったとしている。認否は明らかにしていない。
県警によると、業者は複数の金属盗難事件で売却先として浮上した。県警は5月に筑西市内の事業所を同容疑で家宅捜索。押収した帳簿で取引相手があだ名程度しか記載されていなかったことなどから、県条例で定める身分確認が行われていない可能性が高いと判断。個人が持ち込んだ大量の銅線を購入した経緯なども踏まえて、業者が盗品であることを知り得たとみている。【斉藤瞳】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。