四国では18日、「線状降水帯」が発生し、災害級の大雨となる恐れがあった。そして関東や東海など、東日本では午後にかけて雨のピークが続く見込みだ。

■警報級の大雨予想 土砂災害などに警戒を

 熊本市で18日午前0時ごろ、軒下からは勢いよく雨が流れ落ち、道路には雨が打ちつけ、至る場所に水たまりができた。

 愛媛県松山市の水が増した田んぼでは強い風が吹き付け、住宅街にも大きな雨粒が打ちつけられていた。

 大阪では、雨が降りしきるなか、足早にJR大阪駅に向かう人の姿が見られた。道路を走る車からは、激しい水しぶきも。大雨は各地で影響をもたらしている。

 道路に打ち付ける激しい雨。鹿児島県種子島では雨で視界が悪くなり、車はライトをつけながらゆっくり進んでいく。

 種子島空港では、1時間雨量が43.5ミリに達し、今年一番の激しい雨となった。前方に走るトラックの水しぶきは、人の背丈ほどになっている。

種子島の住民
「港に近い方がおっしゃるには、『すごい雨でマットが流されました』と。玄関マット。グランドのほうも、すごく川のようになっていました。階段のほうも滝のように流れていました」

 沖永良部島では、わずか10分ほどで天気が急変した。ワイパーが意味をなさないほど激しい雨が降りつけた。

 鹿児島県では17日、鹿児島市、霧島市、さつま町、指宿市などで高齢者などに避難が呼び掛けられた。

 夜になると、徐々に雨の勢いが増した。宮崎市内では大きな雨粒が打ちつけ、田んぼの水位が上がっている。

 激しい雨が降った福岡市の繁華街・中州では、雨足が激しくなり、人通りもまばらになっていた。

 気象庁は18日、四国4県で線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性を発表した。西日本や東日本の太平洋側を中心に警報級の大雨が予想され、土砂災害などに厳重な警戒が必要だ。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年6月18日放送分より)

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