人気歌手のaikoさんが所属する事務所に約1億円の損害を与えた罪に問われている元取締役の裁判でaikoさん本人が証人として出廷し、「洗脳されていました」などと訴えました。

 aikoさんの所属事務所「Buddygo」の元取締役・千葉篤史被告(58)は2016年9月から約2年半の間、グッズを巡って知人の会社を仲介して水増し請求をさせ、所属事務所に約1億円の損害を与えた特別背任の罪に問われています。

 今月18日に東京地裁で行われた証人尋問ではaikoさん本人が出廷しました。

 aikoさんは遮蔽(しゃへい)板越しに「ライブで見ている景色はずっと変わらないのに、金が厳しいと言われた時に自分の中でずれが生じた」「現場の空気が重くなるくらい毎日つらかった。すべてにおいて洗脳されていました」などと述べました。

 そのうえで「今、音楽を続けられていて本当にほっとしています」と述べ、「ちゃんと心の底から反省してほしいです」などと訴えました。

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