校門前で献花をする浜田剛史・高槻市長(前列右)ら。右手前のフェンスは崩れたブロック塀があった場所=大阪府高槻市の市立寿栄小で2024年6月18日午前7時56分、三村政司撮影

 最大震度6弱を観測した大阪北部地震から18日で6年となった。小学4年の女子児童(当時9歳)がブロック塀の下敷きになって亡くなった大阪府高槻市立寿栄(じゅえい)小学校で追悼式があり、浜田剛史市長や西田誠教育長らが黙とうした。

 地震が発生した午前7時58分、雨が降る中、浜田市長らは正門前に設置された献花台に花を手向け、1分間の黙とうをささげた。事故は通学路に面したプール脇のブロック塀が約40メートルにわたり倒壊。登校中の女子児童が下敷きになった。三重県から訪れた40代の無職男性は「(同様の事故は)いつどこで起こってもおかしくない。どうすれば子どもたちが安全に学校に通えるか考えるきっかけにしてほしい」と話した。

 その後、浜田市長は市役所で職員約110人を前に訓示。1月の能登半島地震や今後発生が予想される南海トラフ地震に触れ「大地震への警戒感を一層強め、強じんなまちづくりを推進する」と述べた。【面川美栄】

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