沖縄で6月としては100年ぶりの大雨です。記録的短時間大雨情報も相次いで発表され、災害発生の危険度が急激に高まっています。
■道路冠水…沖縄“100年ぶり大雨”
沖縄県豊見城市。濁流が県道をのみ込みました。車が立ち往生するなか、車を手で押している人も。
撮影者
「車の中に運転手の方が1人乗っていて、前にガソリンスタンドがあるが、そちらの従業員が後ろから押してガソリンスタンドの中に誘導しているような感じでした」
普段は広々とした交差点がタイヤの上までつかるほど冠水。豊見城市付近では、1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
強引に渡ろうとする車がいる一方で…。バイクは前に進めなくなってしまいました。降りて引き返そうとします。
仕事で移動していた撮影者は、市内のあちこちでこのような光景に遭遇したといいます。
撮影者
「帰り道も各地で冠水していたので、普段10分から15分で帰れるが30分から1時間近くかかった。(水が)あれだけたまっているのは初めて見ました」
前がかすんで見えなくなるほどの大雨に見舞われた沖縄県那覇市。6月の観測史上最大となる1時間に94.5ミリの雨が降りました。記録を更新するのは1924年以来100年ぶりです。
那覇市の観光名所の一つ、平和通り商店街はどこからか水が流れ込んだのでしょうか。屋根があるにもかかわらず冠水していました。撮影者いわく珍しい光景だといいます。
■「床下が冠水」ラーメン店悲鳴
市内のラーメン店は復旧作業に追われていました。
店のスタッフ
「(午前)10時に来たら床下が冠水していた。シャッターを開けたら店内まで床下浸水になっている。ひどい状態。水がたまっていた。とても営業できる状態ではない」
■高速道路が冠水 観光客“足止め”
県内では空の便に遅れが発生。多くの観光客が足止めされていました。
県の大動脈にも影響が出ています。実はこれ高速道路。沖縄本島を南北に走る沖縄道の浦添市付近です。
バスに乗っていた撮影者
「きょうの昼に羽田に帰る予定で空港に向かっている途中の沖縄道。左車線の車は全部、右に寄ってくるという感じ。止まっちゃうくらい渋滞していた。高速道路で冠水というのは考えられなかったので、ちょっと驚いた」
▶テレ朝天気
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