ゴルフ場で「キケンさわるな」と書かれたバケツの周辺で作業する大阪府警の爆発物処理班=大阪府松原市で2024年6月6日午後5時29分、本社ヘリから

 大阪府松原市のゴルフ練習場で不審なバケツが見つかった事件で、練習場の運営会社社長宛ての文言が記された紙が、バケツに張られていたことが判明した。府警は会社への嫌がらせの可能性もあるとみている。

 バケツは練習場敷地内の事務所近くに置かれていた。府警が詳細に調べたところ、直径約60センチ、高さは約70センチ。側面に社長宛てとして「よろしければお使いください」と書かれた紙が張られていた。

 また、ペットボトルなども黒いビニールテープで取り付けられていた。練習場で使われているものではなく、6日午前5時以前に何者かが持ち込んだとみられるという。

 府警によると、6日午後1時15分ごろに練習場の従業員がバケツを移動させようとしたところ、内部から熱風が吹き出し、左腕の一部に軽いやけどをした。内部には液体が入っており、やけどをした従業員が「バケツが爆発した」と府警松原署に通報していた。

 府警は液体の成分などを分析するほか、バケツが置かれた経緯を調べている。【林みづき】

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