■“夫の家”で何が?浴室に妻の遺体

 6日、東京・足立区の住宅の浴室で30代とみられる女性が死亡しているのが見つかりました。

 現場は東武スカイツリーラインの西新井駅から南に1キロほど離れた住宅街です。

 女性は1年ほど前から夫と別居。最近は足立区内のアパートに1人で暮らしていたそうです。

 「女性と連絡が取れない」と女性の親族が異変を相談したのは6日の午前2時前のことでした。

 警察官が夫の家に駆け付けたところ、浴室には変わり果てた女性の姿が。服を着たまま洗い場にひざをつき、頭から上半身にかけて水の張った浴槽につかっていたというのです。

 女性に目立った傷はなく、その場で死亡が確認されました。

 夫の家で何があったのでしょうか。

■「ガタガタと物すごい音が」

 女性の遺体が見つかった前の日。近隣住民はこの家で、ただならぬ事態が起きていたと話します。

近隣住民
「(女性が)来ました。ピンポン鳴らしたら(男性が)出てきた。私、2階から洗濯物を干しながら見ていたの」
「(Q.訪ねて来たのはおととい午前10時?)午前10時をちょっと過ぎていたかもしれない」

 女性は家の中に入ると、30分ほど経ったころ、物々しい音が聞こえてきたといいます。

近隣住民
「ものすごい音がした。けんかしているのかガタガタと風呂場の方から声が聞こえてきた。『ヒャー』とか『キャー』とかという声はした。壁にぶつかるような音が何度かした。壁を破っているのじゃないか、こんなにガタガタしていると思ったらしばらくして静かになった。とにかく壁に穴が開くかと思うぐらいのひどい音がした」

 警視庁は当時、夫の家の玄関の鍵が閉まっていたことなどから第三者が介入した可能性は低いとみて夫から事情を聴いていました。

 そして7日、事態は急展開を迎えます。

 捜査関係者によりますと、午前11時ごろ、埼玉県川口市の集合住宅の敷地内で夫が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されたということです。集合住宅は夫の実家で、5階部分から飛び降りたとみられます。

 警視庁は当時の状況などを調べています。

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