「第33回YOSAKOIソーラン祭り」が開幕し、オープニングで能登半島地震の被災者らに届けと演舞する学生の踊り手ら=札幌市中央区で2024年6月5日午後6時23分、貝塚太一撮影

 初夏の札幌を彩る「第33回YOSAKOIソーラン祭り」が5日開幕した。今年は能登半島地震で被災した人々にエールを送ろうと、はじけんばかりの笑顔で登場した約300人の学生らが息ぴったりの総踊りでオープニングを飾った。

 今年のキャッチフレーズは「晴れろ、この街。」。メイン会場の大通公園(札幌市中央区)では、雨上がりのステージで躍動感あふれる演舞が披露された。

 かつてニシン漁で歌われた北海道民謡「ソーラン節」のフレーズを曲に入れ、高知県のよさこい祭りで用いられる鳴子を手に踊るのが特徴。9日までの5日間、チェコや米国など海外勢を含め、約255チームが参加する。

 ハンガリーからワーキングホリデーで来日している同市のアルマ・リモーツさん(28)は「音楽も踊りも全てがパワフルで最高」と話した。【伊藤遥】

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