5日、都議会の議場に立った小池知事…都知事選への言及はあったのでしょうか。
一方、国会に立ったのは岸田総理。6日の通過を目指す政治資金規正法改正案、「具体的なルールはこれから作る」と答弁しました。
■蓮舫氏と対決? 小池知事“沈黙”
5日、蓮舫氏の姿は、参議院の本会議にありました。蓮舫氏を含め、これまでに東京都知事選への出馬を表明しているのは、過去最多の32人です。
この記事の写真は13枚一方、現職の都知事は、5日も出馬表明はありませんでした。二転三転する自民党の行方を見ているのでしょうか。
5日、国会では、岸田総理出席のもと質疑が行われました。自民党の裏金事件を発端とする政治資金規正法の改正についてです。
立憲民主党 岡田克也 幹事長「政策活動費について4日の議論を聞いていると、どうも黒塗りというものが認められるらしいと」
政策活動費は政党から政治家個人に配られるお金。自民党が群を抜いて高額ですが、現状、何に使ったか明らかにする必要がありません。自民党は今回、日本維新の会の案を受け入れ、10年後に領収書を公開するとしましたが―
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■岸田総理 「具体的なルールはこれから作る」■岸田総理 「具体的なルールはこれから作る」
立憲民主党 岡田 克也 幹事長「もしこれ自民党の政策活動費を自民党が黒塗りの範囲を決めるとなったら、これ公開したということがまったく意味が無くなりますよね」 岸田 総理大臣
「公開を行うということについては、これは確認をしているわけでありますが、その公開に向けて具体的なルールをどうしていくのか、具体的なルールをこれから作っていくことになると承知をしています」
また、自民党は政策活動費の支出を監査する独立機関を設置する、ともしていますが―
立憲民主党 岡田 克也 幹事長「非常に心配するのがこの独立機関の設置。ズルズル ズルズルいって結局できない可能性があるんです。年内に全部準備を終えるということは約束いただけないか」 岸田 総理大臣
「どういった権限を与えるのか政治の自由や透明性との関係において、どのような機関を作るかなど簡単な議論ではありません。できるだけ早く取り組みを進めていくことが重要だと考えます」
多くの“これから”を残しながら改正案は委員会で可決。6日、衆院本会議で採決されます。
そもそも自民党は、5月中の衆院通過を目指していました。しかし、自民党案に野党が応じず、修正では党内の調整もつかず延期に。
一方、岸田総理は公明党の山口代表、日本維新の会の馬場代表と相次いで会談。それぞれの主張を“丸のみ”することで賛成を取り付けました。ただ、それでも維新との調整がつかず、4日予定されていた採決が見送りとなる異例の展開を辿ってきています。
日本維新の会 藤田文武 幹事長「今回成立する制度設計が完成すれば不透明にお金を配りまくる政治のあしき慣習が一掃できるという自負を持っております」 立憲民主党 安住 淳 国対委員長
「政策活動費の10年後の開示は改革の名に値しない。自民党と維新で手を握るということはむしろ情報開示を防ぐことになるし使った人はうんと喜んでいるんじゃないですか」
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