インサイダー取引を行ったとして、太陽光パネルの製造などを行う会社の元役員が東京地検特捜部に起訴されました。
特捜部に金融商品取引法違反の罪で起訴されたのは、太陽光パネルの製造などを行う「Abalance」の執行役員だった堀内信之被告（60）です。
特捜部などによりますと、堀内被告は去年1月、子会社によるベトナムでの工場新設に関する情報が公表される前に「Abalance」の株約5300万円分を買い付けたとされています。
関係者によりますと、堀内被告は逮捕前に「普段から株を売買していた」という趣旨の話を周囲にしていて、違法性を否定していたということです。
元役員の逮捕を受け、Abalanceは「コンプライアンス意識のさらなる向上に努めるとともに必要な再発防止策を講じる」とのコメントを発表していました。
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