歌手で国学院大大学院生の相川七瀬さん(49)が4日、神奈川県警初となる一日武道館長を務めた。柔道や剣道などの優れた警察官が警察業務を兼務する術化特別訓練員(特練員)を前に「激しく厳しい訓練によって私たち国民が守られている」とねぎらった。
相川さんが同大に出稽古(でげいこ)した特練員の姿に感銘して訪問につながった。剣道の面打ちの地響きに「すごい」と驚き、逮捕術の制圧訓練や柔道の豪快な投げ技に手をたたいていた。
最後は青い胴着姿の相川館長自ら護身術を披露し、大外刈りを決めると大きな歓声が上がった。相川さんは「若い人に警察官を目指してほしいなと思いながら訓練を見ました」と話していた。
7月の世界大会に出場する剣道特練の高橋萌子巡査部長は「相川さんのオーラを感じて緊張感のある訓練ができた。優勝を目指す」と意気込み、松本智香巡査は「勝つことが求められている」と気を引き締めていた。【柿崎誠】
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