7月3日に発行される新しいデザインの紙幣の発行まで1カ月となった3日、デザインされた3人のうち、日本近代経済の父と称された実業家の渋沢栄一と破傷風の治療法を確立した微生物学者の北里柴三郎にゆかりがある青森県十和田市で記念イベントが開かれた。
十和田市役所1階の渡り廊下に渋沢と北里の肖像画、新紙幣の見本がお目見えした。渋沢は十和田開拓を進めた事業会社の経営危機を救った。また北里が学祖である北里大学の獣医学部が市内にあり、1300人の学生が学んでいる。
市では「新紙幣のまち」として11月まで各種のイベントを予定しており、小山田久市長は「2人の偉人の思いを子どもたちに引き継いでいきたい」と語った。【松本信太郎】
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