東京・多摩市内の川にプラスチックの破片が流出していて、市の調査で流出元はテニスコートの人工芝だったことが分かりました。市は流出防止の取り組みを進めています。

 テニスコートの脇で見られる青い粉のようなものは、人工芝から生じた5ミリ以下の「マイクロプラスチック」です。

 生き物への影響が問題になっていて、多摩市が4年前に市内の川を調べたところ、人工芝が由来だと分かりました。

 市はテニスコート場の排水溝にフィルターを設置して、流出を防ぐ対策を進めています。

多摩市役所 小泉瑞穂課長
「発生すること自体はなかなか防ぎようがない。いかにマイクロプラスチックを捕捉し、適正に処分するかを重点に対策している」

 多摩市によりますと、コート1面あたり年間で10.5キロのマイクロプラスチックが発生しますが、流出を防げているのはごく一部とみられ、「さらなる対策を考えたい」としています。

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