宮崎県延岡市北方町の特産・早生(わせ)モモの収穫が始まった。生産者は、甘い香りが漂う農業用ハウス内で、みずみずしく赤く色付いたモモの収穫や出荷に追われている。7月上旬まで続く。
約10アールのハウスで栽培する藤本博明さん(74)は「5月に好天に恵まれ、色付きや玉伸び、糖度も上々で、おいしいモモができた」と笑顔。実を傷めないように手作業で丁寧に収穫し、パックや箱詰めに忙しい毎日だ。
地元のJAによると、6戸が計約2ヘクタールで「ちよひめ」や「さくひめ」、「日川白鳳(ひかわはくほう)」などを栽培。今季は約20トンの収穫を見込み、延岡市内のほか、宮崎市や大分県へも出荷する。8日に町内の選果場でモモの直売会がある。【重春次男】
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