落書きされた靖国神社の石柱=東京都千代田区で2024年6月1日午後2時3分、猪飼健史撮影

 東京都千代田区の靖国神社の石柱が落書きされた事件で、関与が疑われている中国籍の男性が中国に向けて出国していたことが捜査関係者への取材で判明した。

 SNS(ネット交流サービス)には、この男性とみられる人物が落書きする動画が投稿されていた。警視庁公安部は、撮影などで他にも関与した人物がいるとみており、器物損壊容疑で捜査している。

 捜査関係者によると、落書きは、神社名が記された石柱に、赤いスプレーのようなもので「Toilet(トイレ)」と書かれていた。防犯カメラの映像などから、SNSの画像の男性が、5月31日午後10時ごろに書いたとみられる。男性は、数時間後に中国行きの航空機で出国したという。

 落書きは、1日午前5時45分ごろに通行人が気づき、通報していた。【木下翔太郎】

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