半数の人が歯垢(しこう)や歯石に悩み――。6月4~10日の「歯と口の健康週間」を前に、口内の悩みなどについて調べた民間調査で分かった。口内の悩みはなかなか人に打ち明けられないという人も多そうだが、ほかにどのような悩みを抱えているのか。
「口内環境に関する悩み」について複数回答で尋ねると、最も多かったのが「歯石や歯垢」(50・1%)で、他に「歯の黄ばみや、歯茎の色」(42・9%)、「口臭(33・9%)」の順で多かった。
年代別でみても上位の項目に大きな違いはないものの、30代以下の若年層では「歯並び」など見た目に関するもの、40代以上になると「歯周病」など健康に関するものが比較的増える傾向だった。
調査ではケア方法についても聞いている。一日の歯磨きの回数を尋ねると、最多は「2回」で51・5%、次いで「3回」が27・8%、「1回」は16・5%だった。
歯ブラシのケアに加え、使うと効果的と言われるデンタルフロスや歯間ブラシの使用状況を調べると、どちらか片方、または併用しているという人は全体で計63%。年代別で見ると、20代以下は計43・6%と少ないが、30代以上では6割以上が使っている結果だった。
マーケティング会社の「mitoriz(ミトリズ)」(東京都港区)が5月にインターネットで調査し、3000人の回答をまとめた。【嶋田夕子】
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