北海道登別市の水族館「登別マリンパークニクス」で、突然変異により変色したとみられる白いオオズワイガニが展示されている。
白老町の水産会社がえりも沖で水揚げされたオオズワイガニの中から見つけ、27日に同館に寄贈した。通常は焦げ茶色だが全身が白く、甲羅の幅は約12センチで脚を広げると約40センチ。道立総合研究機構栽培水産試験場によると「オオズワイガニとしては大型」という。
オオズワイガニは昨年、えりも沖や室蘭沖などで大量発生。取引価格が安いが、毛ガニのカニかごに混在するため、厄介者扱いされている。同館飼育課の山田昭徳さん(32)は「10年前にラベンダー色のタラバガニを展示したことはあるが、白色は初めて。珍しい個体なので見てほしい」と話している。【平山公崇】
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