インボイス制度が開始してから初めて行われた確定申告について、個人事業主の消費税の申告件数が前年度から8割以上増加したことが分かりました。

 国税庁は31日、2023年度の所得税や消費税の申告状況について公表しました。

 個人事業主の消費税の申告件数はおよそ197万2000件となり、前年度の105万5000件から87%ほど増加しました。

 申告納税額はおよそ6850億となり、前年度から9%ほど増加しました。

 去年10月から開始したインボイス制度に伴う増加で、国税庁は周知広報の効果があったとする一方で、インボイス登録は事業主の任意となるため、今後も適切な情報を周知していくとしています。

 また、電子申告サービス「e−TAX」を利用した所得税の申告した人は1604万6000人となり、全体の7割ほどとなりました。

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