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 婚活をする人同士を住みたい家の条件からマッチングする、新たなサービスが話題となっています。

■「家」の価値観で相性を

仮面をつけて参加 この記事の写真

 都内で行われた「婚活イベント」。参加者はみな、仮面をつけています。婚活なのになぜ、あえて顔を隠しているのでしょうか。

“理想の住まいの条件”で婚活

 このイベント、住宅大手オープンハウスグループが主催したもので、“理想の住まいの条件”が一緒の結婚相手を探す「家から始まる」マッチングイベントなのです。

 仮面をつけているのは、相手の見た目ではなく、あくまで「家」についての価値観で相性をみるためのもの。というのも…。

オープンハウス営業本部 赤塚晴大部長 オープンハウス営業本部
赤塚晴大部長

「住まい探しの時になりますと、実は大きな意見の食い違いが出てくることがある。さらにそれがこじれて、本当に残念でしたけども夫婦仲がおかしくなることも、『住まい』というキーワードでは出てくる」 家探しのきっかけ

 およそ10万人に対して行われたアンケート調査では、結婚を機に家を探すという人は「家賃」や「手狭になった」という項目に次いで多く、結婚と住まいは切ってもきれないもののようです。

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■参加者「普段は理想の話できないので良かった」

■参加者「普段は理想の話できないので良かった」

参加者(40代)

 東京・目黒区の賃貸マンションに住む女性。こだわりは“住まいの場所”です。

参加者(40代)
「下町は下町の良さがあって。この街いいな、住みたいと思うことが多い。その好みの感覚が合う人がいいなと思います」 好みの合う人は見つかるか

 好みの合う人は見つかるのでしょうか。少しだけ、会話をのぞかせてもらいました。

男性
「持ち家の戸建てなんですけど、家を相続してそのまま住んでいる」 女性
「引っ越したいとかあるんですか」 男性
「千葉の駅から少し遠いんですよね。都内に出にくいんで」 女性
「(家は)どのあたり?」 男性
「晴海です」 女性
「あーなるほど」 参加者「それでも楽しむことできた」

 結果はどうだったのでしょうか。イベント後の女性に話を聞くと、どうやら今回は価値観の合う相手は見つからなかったようです。それでも女性は、楽しむことができたと話します。

参加者(40代)
「普段出会ってから『こんな家に住みたい』とか、理想の話をすることはまずない。良かったと思います」

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■マッチング後…ショールーム訪問

■マッチング後…ショールーム訪問

この日は4組がマッチング

 この日は、20代から40代までの男女47人が参加。そのうち4組がマッチングして、住宅の相談ブースまで進みました。さらに…。

女性(20代)
「さっきよりさらに広い」 男性(45)
「ね、幅がある」 イベント後、ショールーム訪問

 こちらの男女、婚活パーティーに参加していた2人で、「犬が遊べるような広い庭のある戸建て」という住まいの好みで意気投合。勢いそのままに、イベントが終わった後、ショールームを訪れました。

家のイメージ図を見る2人 男性
「せーの、これ」 女性
「私も迷いました、これ」 男性
「玄関先広いと思った」 女性
「あー、いいよなー」 男性
「こっち庭があったら」 女性
「最高ですね。犬遊ばせましょう」 仮面をはずし、素顔で会話

 仮面をはずして、素顔で話した2人。印象に変化はあったのでしょうか。

女性
「変わらないです。ずっと話しているから、まあまあみたいな。気にならない」
「(Q.今後どうするのか?)今後ですか」 男性
「さっきも『来週飲み行こう』と。“はしご”しよう」 女性
「はしご酒いいですね」 今後も定期的にイベント開催

 オープンハウスグループは今後も、定期的にこの婚活イベントを開催していくということです。

(「グッド!モーニング」2024年5月31日放送分より)

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