将棋の藤井聡太八冠に同学年の伊藤匠七段が挑戦している叡王戦第4局を前に前夜祭が開かれ、負ければタイトルを失う藤井八冠は「全力を尽くしたい」と話しました。
藤井聡太八冠
「スコア的にはちょっと追い込まれて苦しい状況ではあるんですけども、しっかり集中して皆さまに最後まで楽しんでいただけるような熱戦にできるよう全力を尽くしたいと思っています」
伊藤匠七段
「あすの一局はシリーズとしては佳境と言える一局かなと思うのですけれども、第3局から1カ月ほど間が空きまして、自分としては久々の大きい舞台の対局だなと感じております。あすは見ていただいている方に楽しんでいただけるような熱戦をお見せできればと思っております」
叡王戦第4局の前夜祭は、30日午後5時すぎから千葉県柏市内のホテルで開かれました。
叡王戦は五番勝負で先に3勝した方がタイトルを獲得しますが、ここまで挑戦者で同学年の伊藤匠七段が2勝1敗と初めてのタイトル獲得に王手をかけています。
一方、藤井八冠は負ければタイトルを失う後のないカド番に追い込まれています。藤井八冠がカド番となるのは初めてです。
前夜祭の前には対局室で検分が行われました。
藤井八冠、伊藤七段ともに対局室の雰囲気や駒の手触りなどを念入りに確認していました。
注目の叡王戦第4局は31日午前9時から伊藤七段の先手で始まります。
持ち時間はそれぞれ4時間で、勝敗は夕方以降に決する見込みです。
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