■フード姿の4人組“襲撃の瞬間”

 バールのようなものを手に持つ集団。相次ぐ窃盗の一部始終が記録されていました。

 愛知県あま市にあるドラッグストアチェーン「ゲンキー七宝下之森店」。今月20日、窃盗被害に遭ったといいます。

 深夜2時半ごろ、雨が降りしきるなか1台の車が駐車場に乗り付けます。車から降りてきたのは防護服のようなものを着用した集団。フードやマスクで顔まで覆い、中の様子をうかがいます。そして、手に持ったのはバールのようなもの。入り口に向かうとバールでこじ開けようとしますが…。最終的に扉のガラスを割って侵入。知っていたかのように特定の売り場へ一目散に向かいます。次から次へと商品をバッグに入れると…。流れ作業でトランクに積み込んでいきます。

 この間わずか7分。被害総額は約163万円。あまりにも短時間で効率的な犯行です。

 犯人が狙ったのは、店内の奥に位置する化粧品のコーナー。ほぼすべての商品が盗まれたそうです。

ゲンキー七宝下之森店 鶴見綾香店長
「(Q.高額化粧品ということになる?)ゲンキーのなかでは高額な商品になります。最近だと、転売しやすいのが一番の狙われた理由かなと」

■ドラッグストア“襲撃”5店舗も

 実はこの犯行の1時間前、約15キロ離れた同じ系列店も窃盗の被害に。25日にはさらに3店舗が。同一犯かは分かっていませんが、いずれも化粧品などを狙う窃盗が相次いでいるのです。

鶴見綾香店長
「(ゲンキーは)どの店に行っても絶対に同じレイアウトになっている。入るルートが確立しやすいといいますか、1回下見に来てしまえば取りやすいと思われてしまったのかと思います」

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