「ポンコツ、給料泥棒」。逆パワハラです。

奈良県 総務部 三宅浩次長
「処分の当事者は、前中和土木事務所主査、49歳」

 28日、奈良県が職員に対する処分を発表しました。事案は。

奈良県 総務部 三宅浩次長
「パワーハラスメント事案です」

 パワーハラスメント。それも部下から上司に対してです。

奈良県 総務部 三宅浩次長
「令和5年(去年)5月16日。上司とのLINEのやり取りにおいて、議員の名前を挙げたうえで『とある筋に連絡を入れる』等のメッセージを24回送付しました」

 この日だけではありません。去年5月から10月にかけて何度も何度もです。

 例えば。

「私よりはるかに下級も下級のくず以下」
「見た目通りのポンコツ 無能 給料泥棒」
「身の程を認識してください」
「所長との面談時に左遷を進言する」

 49歳の男性主査は夜になると、このようなメッセージを多い時には20回以上、上司に送信していました。

奈良県 人事課 元根洋一課長補佐
「(主査)本人から聞いているのは仕事の悩みがあったこと、それからプライベートでもストレスがあったと。あと上司に対する不満があった」
「(Q.上司と部下の力関係は本来は上司が上で部下が下)(部下は)相当な(仕事の)経験がある。情報や技能も当該上司より豊富であったと」

 奈良県は男性主査に対して2カ月間、減給10分の1の懲戒処分を下しています。

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