神戸市の元町商店街で3月、軽自動車が暴走し3人が死傷した事故で、車を運転していた87歳の男性の血液から、基準値の約2倍のアルコールが検出されていたことが分かりました。
3月13日夜、神戸市中央区の元町3丁目商店街で、87歳の男性が運転する軽自動車がアーケード内を暴走して清掃作業車と衝突し、軽自動車の助手席に乗っていた当時82歳の妻が死亡し、男性も複数の骨を折る重傷を負いました。
男性は当時、「車が暴走した」などと話していましたが、その後の警察の調べに対し「ブレーキを踏もうとして、間違ってアクセルを踏んだ」と話し、血液から基準値の約2倍のアルコールが検出されました。
男性は、「事故の前に酒を飲んだ記憶はない」と話す一方、「ごはんを食べる際、酒で流し込むことがある」などと話しているということです。
男性の自宅からは、事故直前に飲んだとみられる開封済みの紙パックの日本酒が見つかったということで、警察は、男性が事故当時、酒を飲んだ状態で運転していたとみて、危険運転致死傷の疑いも視野に入れて捜査しています。
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