大阪公立大学からおよそ160人分の致死量にあたる「青酸カリ」などが紛失した事件で、警察が窃盗容疑で男を逮捕したことが分かりました。

 捜査関係者によりますと、大阪公立大学工学研究科の研究室で保管されていた「青酸カリ」などを盗んだとして、28日、男を逮捕しました。男は容疑を認めています。

 薬品が使われた形跡はないということです。

 大学によりますと、薬品の保管庫の鍵は登録された教員や学生しか使用できませんでしたが、捜査関係者によりますと、男には研究室に出入りできる権限があったといいます。

 警察が事件の詳しい経緯を調べています。

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