「クマ駆除は危険な割に報酬が低い」。出動要請拒否に町長は。
命を落とす危険とも隣り合わせ、それがクマを駆除する仕事です。
北海道島牧村でも駆除の報酬額を巡り、村と猟友会の間で2年ほど対立が続いていました。
北海道猟友会 寿都支部島牧分会 花田雄二さん
「私たちとしてはその金額では納得できない。出ることができませんと…。2年ぐらい続いた。危険を伴う、対峙(たいじ)する。ある程度の報酬がないと向かって行く気にならない。捕獲した後も私たちが運んで解体して捨てる前まで全部、猟友会の会員がやるので…」
その後、報酬が見直されることになり、両者の関係は修復。
今年度は8時間の出動で1人2万6900円が支払われることになっています。
一方、やはり報酬で揉めているのが北海道奈井江町。
町からの提示額は日当8500円。発砲を伴う場合でも1万300円で、島牧村の半分以下です。
北海道猟友会 砂川支部奈井江部会 山岸辰人部会長
「高校生のコンビニのバイトみたいな金額でやれと。ハンター馬鹿にしてない?」
猟友会の奈井江部会はクマの駆除などを行うチームに参加しないことを町に通告。
北海道猟友会 砂川支部奈井江部会 山岸辰人部会長
「ヒグマは相手が違う。鉄砲持っているからってこの条件じゃやってられない」
町は報酬について猟友会側と話し合う意向を示していましたが、27日朝、町長は…。
北海道奈井江町 三本英司町長
「僕らも素人だしどれが相場なのか、そのこと自体が恐らく日本中、共有されていないと思う。どれぐらいがいいのか真摯に話し合うしかない。上がることは当然あり得る」
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