全国警察のトップを集めた会議が開かれ、警察庁の露木長官は被害が深刻化するSNS型投資詐欺など全国警察で取り組むべき新たな課題への対応を指示しました。

警察庁 露木康浩長官
「特殊詐欺はもちろんですが、SNS型投資・ロマンス詐欺についてもTAIT(特殊詐欺連合捜査班)を積極的かつ効果的に運用し、全国警察が緊密に連携した捜査活動を展開することにより、これらの犯罪を敢行する犯罪グループの壊滅を図って頂きたい」

 27日、東京・千代田区で行われた「全国警察本部長会議」で警察庁の露木長官は全国警察のトップら100人に、被害が深刻化している有名人になりすまして嘘の投資を勧める「SNS型投資詐欺」や外国人グループによる金属・自動車窃盗などを新たな課題とし、都道府県や部門を超えた対策を指示をしました。

 警察庁によりますと、SNS型投資詐欺の被害は今年3月までで約219億円に上っていて、去年、発生した自動車の盗難事件は5762件で、2年連続で増加しています。

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