「東洋のダイアナと呼ばれている」などと現地で報じられたギリシャ訪問中の佳子さま。27日午後、白のパンツスーツ姿でアクロポリス博物館を視察。熱心に質問されていました。

■白いパンツスーツで博物館へ

 アクロポリス博物館を視察される佳子さまの映像が入ってきました。上下白のパンツスーツにグリーンのバッグとパンプス、イヤリングを合わせた装いです。

通訳
「誰も普段、気付かないところを紹介したいと思います」

 彫刻を真剣な表情でのぞき込まれる佳子さま。途中、佳子さまの表情がカメラに映るようにと向きを変える場面も。

 博物館では写真展もご覧になりました。

 佳子さまのギリシャ訪問は、27日で3日目です。

 初日、アテネのホテルに着いた時にはキョロキョロ。日本からアテネまでは22時間という長旅にもかかわらず、笑顔を見せられた佳子さまに、その場にいた男性がカメラを向ける場面もありました。

 日本の勲章を授与された元駐日大使らと懇談された時には…。

佳子さま
「ヤーサス。お会いできてうれしいです」
「ヤーサス」

 「ヤーサス」はギリシャ語で「こんにちは」。

佳子さま
「お会いできて良かったです。ありがとうございました。エフハリスト ポリ」

 「エフハリスト ポリ」は「ありがとうございます」。事前に勉強されたギリシャ語を披露。

 そんな佳子さまに現地メディアは…。

現地メディアから
「『東洋のダイアナ』と呼ばれています」

 佳子さまは“東洋のダイアナ”。現地メディアは佳子さまの人柄に注目していました。

■パルテノン神殿“ブルーの装い”

 ギリシャ訪問前に大使館を訪れられた時、佳子さまは青の装い。ギリシャ到着後、最初に訪れたアテネのパルテノン神殿でも佳子さまは青のサマーニットに白のワイドパンツと、ギリシャの国旗をイメージした装いでした。相手の国への気遣いが感じられます。

 この日も大勢の観光客が訪れていたパルテノン神殿。カメラを見るべきか、景色を見るべきか、戸惑われる場面も。そして、高台から眺める街の景色に…。

佳子さま
「すごくきれいに、よく(海が)見えますね」
通訳
「こちら実は、とてもきれいな景色なんですけれど、アテネの市民側からは、この神殿は当時、見えなかった」
佳子さま
「(町からは)パルテノン神殿が全く見えなかったんですね」

 説明者がパルテノン神殿の修復に伴って「毎年、新しい発見があります」と言うと、佳子さまは「それが醍醐味(だいごみ)なんですね」などと答えられていました。

現地メディアから
「日本人から『東洋のダイアナ』と呼ばれているが、恐らくそれ以上だろう。佳子さまの穏やかなお人柄、天性の気品と美貌、そして近年、日本の皇室が経験してきた『危機』が佳子さまにスポットライトを当てている」

 佳子さまのお人柄だけでなく、眞子さんの結婚や紀子さまの体調についても細かく報じていました。

 今年は、日本とギリシャが外交関係を樹立して125周年。佳子さまは27日午後から関連する式典に臨まれています。その後、フェリーでサラミナ島へ向かわれる予定です。

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