5月25～27日に開催される福島・相馬地方の伝統行事「相馬野馬追（のまおい）」で、戦国時代を舞台にした人気ゲーム「信長の野望」とのコラボ企画が展開される。福島県とコーエーテクモゲームス（横浜市）が15日に発表した。
「信長の野望」とコラボするイベントは東北地方で初めて。福島県の相双地方振興局の担当者は「戦国時代や歴史好きの人たちが会場に足を運ぶきっかけの一つになれば」と期待する。
コラボするのは、スマートフォンの位置情報機能を活用した「信長の野望 出陣」。実際に歩いて領地を拡大するゲームで、開催日を含む5月下旬に、野馬追の会場地や周辺に足を運ぶと参加できるイベントをゲーム内で催す。そのほか、メイン会場の雲雀（ひばり）ケ原祭場地にブースを出し、ゲーム内でミッションをクリアした人への記念カードや、かぶとのサンバイザーを配布する。詳細は後日発表する予定だ。
野馬追は1000年あまりの歴史があるとされ、甲冑（かっちゅう）姿の騎馬武者が街中を練り歩いたり、祭場地に打ち上がった旗を奪い合ったりするなど、勇壮さが魅力となっている。猛暑を避けるため、今年から開催期が7月から5月に変更された。昨夏の観覧者数は延べ約12万人とされる。【尾崎修二】
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