■“遮断機ない踏切”車が列車と衝突

 列車と軽トラックが衝突。遮断機のない踏切で事故が相次いでいます。

 線路わきに横転する軽トラック。12日、長野県小布施町で列車と踏切に進入した軽トラックが衝突しました。現場は遮断機と警報機が設置されていない「第4種踏切」でした。

近所の人
「遮断機がない踏切なので車も通ったらいけない場所ですし、地元の人は向こう側に畑がある便利な道。近道的な感じなので子どもの通学路にも(なっていて)、小学生は通ったらだめなんですが、中学生は通学路にもなっている」

 この事故で、軽トラックを運転していた男性(65)が病院に搬送されました。列車の乗客・乗員にけがはなかったということです。

 今月6日には群馬県高崎市でも…。 

 踏切で犬を追い掛けていたという、9歳の女の子が列車にはねられて死亡する事故が起きています。こちらも遮断機と警報機が設置されていない「第4種踏切」でした。

 相次ぐ踏切での事故。こういった危険な踏切がなくならない理由を専門家はこう指摘します。

鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん
「列車が来るかどうかが人間の注意力に頼らないといけない踏切なので、場所の制約があって周囲の土地が狭くて警報機とか遮断機を付けられない踏切もあります。遮断機とか警報機を付けるとお金がかかるので、1カ所付けて最低でも1000万円。経済力の弱い中小私鉄、第三セクター鉄道はあまり(遮断機・警報機を)付けられない」

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