25日午前8時25分ごろ、三重県亀山市関町坂下の国道1号下り線で乗用車が逆走し、広島県福山市の職業不詳、殿迫英治さん(61)が運転する大型バイクと正面衝突した。殿迫さんはバイクから飛ばされて全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。乗っていたバイクは別の乗用車とぶつかったほか、殿迫さんとツーリングしていた後続の大型バイクも転倒し、運転していた男性は右肩などを打撲する軽傷を負うなど計4台が絡む多重事故となった。県警亀山署は、逆走した乗用車を運転していた菰野町の無職、前田雅弘容疑者(77)を自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で現行犯逮捕した。
同署によると、鈴鹿トンネルから約700メートル南で、上り線とは分離した2車線の直線道路。前田容疑者は容疑を認め、「事故が起きたときに逆走していたことを知った」と話しているという。今後は過失運転致死容疑に切り替えて、詳しい事故原因を調べる。【渋谷雅也】
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