今年3月に卒業した大学生の就職率は98.1%で、過去最高だったことが厚生労働省などの調査で分かりました。新型コロナウイルスの流行が収束したことや、企業の人手不足などが背景にあるということです。

 厚労省によりますと、3月に卒業した大学生の就職率は98.1%で、前の年から0.8ポイント上昇しました。

 コロナ禍前の2020年3月卒の就職率98.0%を超えて、1996年度に調査が始まってから過去最高となりました。

 また、短大生の就職率は97.4%で、前の年より0.7ポイント低くなりましたが、過去5番目の高い水準だということです。

 厚労省は「コロナの影響がほとんどなくなった。企業側の人手不足は深刻で、採用活動に積極的な企業が増えていて、売り手市場が続いている」と分析しています。

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