台湾東部沖地震の被災地を救援しようと、静岡県東伊豆町の岩井茂樹町長らは23日、横浜市中区の台北駐日経済文化代表処の横浜分処を訪れ、張淑玲処長に71万8058円の義援金を手渡した。
同町では、張処長の協力を受け、4月から熱川温泉で台湾の観光地・九份の光景をイメージし街中を800個の台湾提灯(ちょうちん)で彩る「台湾提灯プロジェクト」を始めた。地震はその直後に発生。町側は台湾への「恩返し」の意味も込めて募金を始め、義援金として贈呈した。町商工会の渡辺健司会長や稲葉義仁町議、熱川バナナワニ園の神山浩子園長らも同席した。
岩井町長は「プロジェクトを通じて台湾に関心を持ってくれたことがうれしかった」と台湾との交流が深まることへの期待感を示した。張処長は「1月には能登半島地震もあり、日本と台湾がともに苦難を乗り越えていければ。日台の絆が深まるよう全力を尽くしたい」と述べた。【高山祐】
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