羽田空港に並んだ日航機=2019年5月10日、米田堅持撮影

 23日午前7時半ごろ、羽田空港(東京都大田区)第1ターミナルの駐機場で、日本航空(JAL)の旅客機同士が接触した。接触したのは翼の先端部分で、乗客らにけがはなかった。国土交通省が原因を調べている。

 日本航空によると、出発のため滑走路に向かおうと、作業車に押されて後ろ向きに進んでいた新千歳行き503便(乗客乗員328人、エアバスA350)の左の翼と、駐機スポットに入るために作業車に引かれて前進していた新千歳行き505便(エアバスA350)の右の翼が接触した。滑走路の運用に影響はなかった。

 両機は隣り合った駐機スポットを使用。この場合、一方が停止した後に動き始めなければならないという。

 503便は点検のため欠航となった。乗客を乗せる前だった505便も出発が遅れた。【小林遥】

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