佐賀市や小城市で消防団の格納庫計49カ所から発電機計49台(約390万円)がなくなった。両市がそれぞれ発表した。盗まれた疑いがあるとして両市は警察に相談している。これを受け、県消防保安室は22日、県内の全20市町に消防格納庫の施錠や消防資機材の管理徹底を呼びかけた。
佐賀市によると、消防団の車両や資機材を保管する消防格納庫が市内に202カ所ある。4月8日に同市富士町の格納庫で消防団員が発電機がなくなっていることに気づいた。その後も同様の報告が相次ぎ、一斉点検した結果、格納庫28カ所から計28台がなくなっていることが分かり、5月17日に発表した。
小城市でも調べたところ、市内の格納庫45カ所のうち21カ所から計21台がなくなっており、同21日に発表した。
両市によると、格納庫はシャッターを下ろしても施錠していないケースが多かった。緊急出動に対応するためだったとみられる。また施錠していても発電機がなくなった格納庫もあったという。【西脇真一】
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