別の機体が離陸中に日本航空機が滑走路脇の停止線を越えた問題で、日航機のパイロットが「滑走路手前で停止」の管制指示を復唱せず、管制官も再度、復唱するように求めていなかったことが分かりました。

 福岡空港で10日、離陸待ちをしていた日本航空機が滑走路脇の停止線を越えて停止し、管制官の指示で別の離陸機が滑走路で急ブレーキを掛けて離陸を取りやめました。

 離陸機は日航機の手前ですれ違うことなく停止しました。

 その後の関係者への取材で、日航機のパイロット3人はいずれも滑走路手前で停止の管制指示を復唱せず、管制官も再度、復唱するように求めていなかったことが分かりました。

 国土交通省は1月、「緊急の安全対策」としてパイロットへの「確実な復唱」と管制官への「確実な復唱確認」の徹底を求めていました。

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