北海道でウシを襲うクマが再び現れた可能性があります。

北海道東部の別海町の牧場で21日午前8時ごろ、クマに襲われたとみられる子ウシ4頭の死骸が発見されました。

牧場の関係者によると、ハウスの中にいた子ウシ12頭のうち4頭が死んで、別の4頭がけがをしたということです。

死んだうちの2頭には内臓を食べられたような跡がありました。

近くには約17センチのクマの足跡があり、警察や町はクマに襲われたとみています。

なかしゅんべつ未来牧場　友貞義照専務
「衝撃でしたね。まさかと思った。中に1頭1頭ハッチがあるが、そこから引きずり出された。ひっかきとかみ傷。特にやわらかい所をかまれていた」

別海町の隣町では、去年まで『OSO18』と呼ばれたクマにウシ66頭が襲われ、そのうち32頭が死ぬ被害がありました。

『OSO18』は去年7月に駆除されましたが、再びウシを襲うクマが現れた可能性があります。

町と猟友会は、牧場の周辺に箱わなを設置し、警戒を強めています。

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