20日午後0時40分ごろ、群馬県富岡市岡本の群馬サファリパークで、飼育員の女性(21)がマレーバクに右手首と右腕を計2回かまれ、骨折などの重傷を負った。池田さんはドクターヘリで前橋市内の病院に救急搬送され、入院した。同園では2022年10月に入園者の子供2人がカピバラにかみつかれる事故があった。
県警と同園によると、事故は「アジアゾーン」で発生。飼育員が餌やりをした後、推定13歳の母、ワカバをブラッシングしていたところ、4月に生まれたばかりの子のまこもがワカバの尻にアゴをのっけて邪魔をし、腹を立てたワカバが飼育員の腕にかみついたという。ワカバは体重約400キロ、体長約2メートル。
同園は「事故は非常に残念で、飼育員には早く回復してほしい。客は車内か柵ごしにしか近づけないが、今後は飼育員も2人体制で監視するなど再発防止策を講じたい」としている。【田所柳子】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。