ジョイフル本田(本社・茨城県土浦市)は16日、同社が運営する「THE GLOBE・OLD FRIENDオンラインショップ」が不正アクセスを受け、クレジットカード情報3958件を含む、2万132人分の個人情報が漏えいした可能性があると同サイトなどで発表した。発表を受け、カード各社は不審な取引がなかったかを確認している。
同サイトは、ヨーロッパのアンティーク家具や雑貨などを扱う人気のオンラインショップ。実店舗が関東6都県(東京、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木)に計12店ある。
同サイトによると、1月18日、オンラインショップ利用者のクレジットカード情報が漏えいした可能性があることが自社のセキュリティー調査で判明。その後、第三者調査機関による調査で、2021年3月~24年1月にサイト内で購入した客のクレジットカード情報や、サイトが開設された12年10月から24年1月までにログインした人のメールアドレスなどが流出した可能性があることが分かった。システムの脆弱(ぜいじゃく)性を攻撃されたという。
カード情報以外で漏えいの懸念があるのは、氏名、住所、電話番号、ログインパスワード、購入履歴など。発覚から発表まで時間を要したことについて、同社は「不確定な情報の公開は混乱を招き、対応準備を整えてからの告知が不可欠と判断し、調査会社の調査を待ってから行うこととした」などと説明。茨城県警にも情報提供している。店舗顧客の情報漏えいはないという。
同社広報・IR部の担当者は取材に「深くおわび申し上げます。覚えのない利用履歴があればカード会社にご連絡いただき、カード会社から補償が認められた被害については弊社が負担したい」としている。
問い合わせは、同サイトお客様相談窓口(0120・143・107)。【鈴木美穂】
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