東京芸術劇場は25日、平成21年から初代芸術監督を務めてきた劇作家の野田秀樹さん(68)が令和8年3月末で退任すると発表した。後任は、劇作家の岡田利規さん(50)=舞台芸術部門=と、指揮者の山田和樹さん(45)=音楽部門=の2人。
岡田さんは、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」を主宰し、「三月の5日間」で岸田国士戯曲賞を受賞。小説家としても「ブロッコリー・レボリューション」で三島由紀夫賞を受けた。「舞台芸術と音楽とが交錯し合うたくらみも、山田さんとさまざまに、積極的に画策していきたい」とコメントした。
山田さんは、英バーミンガム市交響楽団の首席指揮者などを務め、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の令和7年6月の定期公演で指揮者への起用が発表されたばかり。「自分が持つ開拓と反骨の精神をフル活用していければと思います」と抱負を寄せている。
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