20日、歌手でタレントの堀ちえみさんが、舌がん“完治”後・初のコンサート『CHIEMI STYLE 2024~come to my room~』を開催。新曲を含む全19曲を熱唱し、TBSの取材に答えました。
堀さんは2019年の2月に、ステージ4の「舌がん」を公表し手術。同年4月には「食道がん」も判明し、手術で治療を行いました。
その後、闘病を続けていましたが、今年2月、「舌がん完治しました!」と、手術から丸5年の検査を終え、自身のブログで公表していました。
ーコンサートを終えて
堀「東京は1年ぶりでした。ライブは空気感が違うので、すごい盛り上がって良かったなと思いました。皆様に盛り上げていただいたって感じです。」
「病気をしてから、ステージに立って、皆さんの声援とかを生で聞くと、『生きてるんだ』って言う実感が湧いてきます。」
「命って、『いつ散ってしまうか』と言うことを考えたことが無いうちは、一日一日がすごく長く思えて、退屈で。ああ、『何のために生きているのかな』って思ったことも、若い時は特にあったけれど。(命を)失いかけて、(歌も)失いかけたけれど、こうやって、また再び(歌うことを)『取り戻すことが出来た』と思うと、本当に感謝の気持ちです。」
ー作詞を担当した新曲「FUWARI」について
堀「たくさんの皆さんに”ありがとう”って気持ちを、『何か形にして残したい』と、詩にそれを託して。ここに私が居られる、こうやって歌を歌っていられるのは、命を救ってくださった医療従事者の皆様、本当に色んな皆様のお力添えで。そういう”ありがとう”の気持ちを詩に書きました。」
「詩を書くに当たって、すごく悩んだんですね。等身大の自分、自分の気持ちを、ファンの皆様、命を助けてくれた皆様、支えてくれた皆様に『感謝の気持ち』で、『それを言葉にしていけば良いんだ』って思ったら気が楽になって、悩む期間は長かったのに、書き始めたらあっという間に出来上がりました。」
コンサート中、客席に何度も”ありがとう”の言葉を投げかけた堀さん。
がんを経験したからこそ、すべての物事に感謝することの大切さに気付いたと言います。
堀「寝る前も”ありがとう”って気持ちで休んで、朝、目覚めたときに『生きてた』って思って、また、”ありがとうございます”から始まるって言う。今は、辛い出来事も、過去を振り返って、”ありがとう”って、これは自分の与えられた運命で、私の何かを目覚めさせてくれる出来事だったんだって思うようにしています。やっと、そういう気持ちになれました。」
「こういうステージを積み重ねていって、皆様の前で歌う機会をどんどん増やしていって、命をかけて、頑張っていきたいと思っています。」「病気で失いかけたものを取り戻したいと思って、頑張っていこうと思っています。」
【担当:芸能情報ステーション】
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