俳優の鈴木保奈美さん、寺西拓人さん、相島一之さん、佐藤B作さん、脚本・演出の冨坂友さんが、5日から三越劇場で開幕する舞台「逃奔政走-噓つきは政治家のはじまり?-」の取材会に登場し、公演への意気込みを語りました。
本作は、人気女性知事がスキャンダルの火消しに奔走する予測不能でスリリングな異色な政治コメディです。
初日を前に鈴木さんは、”全然、明日が本番という感じがしていません。今の時間も(裏に)帰って練習したいです”と苦笑い。
鈴木さんにとって念願叶っての「冨坂作品」への出演。しかし、”観るのとやるのでは大違いですねぇ。”としみじみと語りながら、”活発に意見を出し合ってとてもアクティブな稽古場でいい意味でリラックスして汗をかいてきた一か月だった。後悔にならないように全力でやります”と意気込みました。
鈴木さんのライバル政治家を演じる寺西さんは、”役じゃないと、鈴木保奈美にツッコめないので贅沢。親も喜ぶと思います。今回の共演を母親に伝えた時に今までで一番驚いていた”と笑顔を見せました。
佐藤さんは本作について、”なかなか面白い脚本はできないけど、今回はかなり面白い”と絶賛。しかし、”面白い脚本を作る方は、脚本が遅い。三谷(幸喜)君も遅いし、冨坂君も遅くてみんな大変でした”と稽古の裏側を暴露しました。
相島さんも、”保奈美さんは、膨大なセリフの量を喋りっぱなしなのに、大事なところ(の脚本)が「今日もできません。今日もまだできません」って。これいつできるんだろうって思っていた”と続くと、脚本を担当した冨坂さんは、”最初と最後の重い演説のシーンがあるけど、それが最後になってしまったのは申し訳ない”と苦笑い。
鈴木さんは、”最後の3ページが来た時には、心が折れそうになりました。ものすごく期待されているか、嫌がらせのどっちか…”とぼやくと、”(稽古で)「今日はまだやるところの台本ができていなくて、作家が家で書いているので今日は参加しません」って言われて、私たちは自主練でセリフを入れる千本ノックをしていました”と苦労を明かしました。
最後に鈴木さんは、”劇場でいい大人たちがくだらない屁理屈を言いまくっていますのでリラックスして楽しみにしていてください”と笑顔で呼びかけました。
【担当:芸能情報ステーション】
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