16日深夜、経済アナリストの森永卓郎さんが、息子で経済アナリストの森永康平さんと共にラジオ番組に出演し、近況を語りました。
卓郎さんが "去年の12月の27日かな、最初の抗がん剤を打ったあと急速に体調が悪化して、そのとき兄弟で来てくれたけど、あのときどう見てた?" と康平さんに聞くと、"もうなんか家のマッサージチェアの上で死にそうになってて、ご飯も食べてないって母親が言ってて" "自他ともに認める「死にかけ」みたいな感じだったんじゃないかな" と返答。卓郎さんはその時を "はっきりと三途の川が見えた" と思い返しました。
康平さんは "当初はすい臓がんとされて、抗がん剤が合わなくても「他の(抗がん剤)にしますか?」という感じで、抗がん剤治療自体をやめるっていう選択肢が全くない感じ" だったとしたうえで "(年末年始で)2週間空いた中で、こっちで抗がん剤治療1回止めてっていう判断もできたし、めちゃくちゃラッキーだった" と振り返りました。
卓郎さんは、2週間の入院生活で大変な欲求不満になったと語り、退院した車の中で "食べ放題に入りたい" と主張して30分、妻と次男と戦ったと告白。入ったら "一番小さい2センチ四方ぐらいの肉の破片を見つけて取って、焼きそばなんて一本で。いろんな食材を全部合わせても、小皿に一杯ぐらいしか食ってないんだけど" "一本の焼きそばが美味いのなんの…これは自由の味だっていうふうに思ったんだ" と、生命感あふれる言葉で思い返しました。
そして、今回のがんと重なる状況で仕上げた著書の売上げが好調であるとして、次回作の構想を "がんの闘病記と人生をどう生きるかについて" と語りました。さらに "畑で野菜も植える。収穫までは死ねないわけですよ" "あるお医者さんと話してたら、免疫というのは、物理的な肉体に伴う免疫が7割ぐらいで、残りの3割は気持ちなんだって。前向きに「やるぞ行くぞ。何が何でも生き残ってやる」っていう気持ちがあると免疫が上がるんです" と勢いは止まらず、次回作のさらに先の著書への野望を燃やすなど、人生への強い意志を見せていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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