会見に臨んだ宝塚歌劇団星組トップ娘役の舞空瞳=8日午前、兵庫県宝塚市(山田喜貴撮影)

宝塚歌劇団を12月で退団する星組トップ娘役の舞空瞳(まいそら・ひとみ)が8日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で記者会見に臨んだ。「宝塚を愛する気持ちが全ての力になっていました。感謝の気持ちでいっぱいです」と晴れやかな表情で語った。

横浜市出身。平成28年に初舞台を踏み、花組から星組に組替えした半年後の令和元年10月にトップスター、礼真琴(れい・まこと)の相手役としてトップ娘役に就任した。

退団を決めたきっかけは、昨秋の博多座公演「ME AND MY GIRL」でヒロインのサリーを演じたことだった。子供の頃から憧れた役で、「充実感でいっぱいになり、この気持ちを胸に決断したいと思いました」。礼は「全力で応援するよ」と背中を押したという。

「礼さんにはいつも前向きな言葉をかけていただき、進み続けることができました。星組の皆さんとの時間はかけがえのない宝物です」とほほ笑んだ。

退団公演は「記憶にございません!-トップ・シークレット-」「Tiara Azul-Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)」(宝塚大劇場=8月17日~9月22日、東京宝塚劇場=10月19日~12月1日)。(田中佐和)

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