イライラは禁物、広い心でお並びください。そんなレジが登場しました。

 滋賀県大津市の「マックスバリュ膳所店」。いつもの風景のようですが、よく見ると『おもいやりレジ』と書かれています。こちらは高齢者や子連れの家族、認知症の人など、サポートを必要としている人が焦らず会計できるレジです。

 (店員)「これだけで1157円。もうちょっといけます」
 (客)「1、2、3、4、5、6、7…7点やな」
 (店員)「7点、はい。1157円です」

 (マックスバリュ膳所店 福永浩店長)「レジの会計がスムーズにできない方をフォローしたりとか。ゆっくりとご利用いただけるというかたちで、並んでいるお客さまに対して思いやりを持っていただくという意図で。認知症の方のために何かできることはないかということで始まった」

 マックスバリュは『おもいやりレジ』を滋賀県内の全6店舗で導入していて、買い物客にも好評なようです。

 (71歳)「助かると思うんです。皆さんやっぱり手がふさがっているときには特に思いやりが大事だと私は感じます」
 (83歳)「皆さん親切やし、今もこれ買うのにも教えてもらって。年寄りやから何もわからんの。ちゃんと教えてくれる」

 ゆっくり焦らず。すべてを時代のスピードに合わせることが正解ではないのかもしれません。

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