1カ月間に日本を訪れた外国人が2カ月連続で300万人を超え、過去最速のペースで増えていることが明らかになりました。

 日本政府観光局によりますと、4月の訪日外国人の数は去年より5割以上多い304万2900人でした。

 300万人を超えるのは1964年に調査を始めて以降、3月に続いて2回目で、今年1月から4月までの累計1160万人は新型コロナ前の2019年を上回り過去最多となりました。

 桜のシーズンによる訪日需要の高まりやイスラム教の断食期間が明けたことなどが要因です。

 調査した23の国や地域のうち14カ所で4月として最も多く、中東地域やフランス、イタリアでは単月の過去最多を更新しました。

 緩やかな回復が続く中国からの旅行者は2019年と比較して73.5%となり、初めて7割を超えました。

 一方、先月出国した日本人は88万8800人で、コロナ前の53.3%にとどまっています。

 観光庁によりますと、今年1月から3月の日本人の国内旅行消費額は物価上昇の影響もあり、コロナ前を13%上回る4兆7574億円と、比較可能な2010年以降、第一四半期として過去最高でした。

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