大手電機メーカーのシャープはテレビ向け液晶パネル工場の生産を停止することを発表しました。

シャープは大阪府堺市に子会社の「堺ディスプレイプロダクト」の工場でテレビ向けの大型液晶パネルを生産してきました。

シャープはこの工場について2024年上期中に生産を停止する方針だと発表しました。

かつて、テレビ用液晶パネルは日本の電機産業のけん引役でしたが、韓国や中国メーカーとの競争激化から、国内で生産するのはシャープだけになっていました。

シャープは2022年度の決算で2608億円の最終赤字、きょう公表の23年度決算も最終赤字の見通しとなっていることから、液晶パネル事業の立て直しが課題となっています。

国内でテレビ向けの大型液晶パネルを生産をしているのはシャープだけで、今回の停止で国内での拠点はなくなることになります。

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