9日の日経平均株価は、前の日の大幅安の反動で買い注文が優勢となり、一時220円以上上昇しました。
しかし、その後は売りに押される展開となり、半導体関連株などの値がさ株が売られ、終値は前日より128円安い3万8073円と続落しました。
日経平均の上値が重い理由について、専門家は次のように分析します。
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
広木隆氏
「決算発表が佳境を迎えています。非常に業績がよろしくて、大幅な増益で着地した。ただ、それを発射台に今期の予想の数字が出てくるわけですが、全然パッとしない。そうなると、なかなか株を買い上げにくいということ」
一方、今月下旬に予定されている“ある企業”の決算が、再び株価が上昇するきっかけになるかもしれないといいます。
広木氏
「米エヌビディアの決算発表(22日)ですね。最大の半導体企業でもありますし。そうすると、日経平均に影響の大きい半導体銘柄などが、この決算次第で活気づく可能性はあるので、株価が持ち直す材料ではあるんですけれども、開けてみないと分からないというところです」
(「グッド!モーニング」2024年5月10日放送分より)
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