ソフトバンクの宮川社長は9日、東京都内で行われた決算説明会で、韓国のIT企業・ネイバー社と50%ずつ出資しているLINEヤフーの持ち株比率について、ネイバー側と協議を進めていることを明らかにした。

ネイバーの子会社の業務委託先がサイバー攻撃を受け、LINE利用者の個人情報が流出した問題などを受け、総務省は4月までに2度、LINEヤフーに行政指導を行っている。

また、セキュリティーガバナンスを問題視して、親会社のソフトバンクに対しても、LINEヤフーがネイバー社から支配を受ける資本関係の見直しを要請していた。

宮川社長は出資比率について「当社の事業の影響のない範囲」とした上で「50%の比率が51%~100%になる可能性はある」と述べた。

またセキュリティーガバナンスの強化については、総務省から親会社として「もっと踏み込んでくれと言われている」と明らかにした上で、「資本のありなしは別として完全に踏み込むつもりで、今やってきている」と全面的に協力している姿勢を強調した。

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